育陶園(いくとうえん)
育陶園は、沖縄の焼物・やちむんの代表的な産地である沖縄県那覇市壺屋にある「やちむん通り」に窯を持つ窯元です。この壺屋でうまれた焼物・やちむんは、壺屋焼(つぼややき)といわれており、1976年には国の伝統的工芸品に指定されています。
土や釉薬など沖縄の素材に徹底してこだわり、先人たちの技と魂を受け継いだ職人の皆さんが、ていねいにひとつひとつ焼物を作りあげています。伝統的な形や技術を継承していくことはもちろんのこと、常に新しい形や技術の改善に取り組んでいる工房です。
また、焼き物の形や染付、釉薬の発色の美しさはもちろんのこと、器全体での仕事の丁寧さやトータルでの美しさなどにも定評があり、手に取る方たちに大変喜ばれています。
素朴で力強い育陶園の器。壺屋焼の伝統的な紋様の一つ菊紋は、「菊は太陽の恵みを象徴する花で、病気を治し、寿命を延ばす」として描かれる人気の紋様です。
育陶園のシーサーは、正統派の力強さが特徴的です
やちむん通りや、その路地にも工房を構えている
チームで作られている為、安定した生産が可能
熟練の職人がひとつひとつ手作業で制作
病を治し、寿命を治すことを意味する菊紋
独独の形のやちむんのマカイ(お茶碗)