照屋窯(てるやがま)
照屋窯の作り手は照屋佳信(てるやかしん)さん。照屋さんは、18歳の時に壺屋焼の中でも伝統的な窯の仁王窯で、小橋川永昌氏の運転手として働き、その後正式に職人として修業を行いました。長い修業の末、1985年に独立して恩納村で照屋窯を開窯しました。個人としては比較的大きな登り窯とされています。
照屋さんの器は、沖縄伝統の唐草や点打ちなどが、落ち着いた色の釉薬でダイナミックに描かれています。少し厚みのある素朴で力強い器に、昔ながらのやちむんの良さを感じることができます。ライフスタイルが変化した現代の食卓にも良く馴染み、定番の器として使えるデザインの和食器です。
現在は、窯出しは年に一度だけ。その為、照屋窯の器はなかなか手にすることができない非常に貴重なものとなっています。
昔ながらのやちむんの良さを感じられる温もりある器
現代の食卓にも良く馴染むデザイン
唐草模様がダイナミックに描かれたマグカップ
やちむん定番の紋様である点打ち
イッチン技法によって白い釉薬で描かれた唐草