陶眞窯(とうしんがま)
陶眞窯(とうしんがま)は、相馬正和さんが壺屋焼の育陶園で修業をしたのち、昭和50年に沖縄県恩納村に登り窯を築きスタートしました。その後、1978年に読谷村座喜味に移り、現在では10名以上の作り手を抱える沖縄でも有数のやちむん工房です。
陶眞窯の器は、やちむん伝統の模様をベースに、独自に発展したオリジナルデザインとして20年以上に渡って描き続けられています。沖縄の土をブレンドして作られた土に、昔ながらの方法で作られた釉薬によって器は作られています。作業は完全分業制。絵付け、ロクロなどを専門の職人さんがそれぞれ行っています。
元々は料理人であった窯主の相馬さんは、人一倍食事に使う器に対する思いが強く、「料理に合わせて器を選ぶ楽しみ」を非常に大切にされており、そんな思いが強く込められた陶眞窯の器は、「日常的に使いやすい温かみのある器」として、食卓を明るく彩ってくれます。
陶眞窯窯主の相馬正和さん
表面を白く綺麗に見せるために白い土で化粧をする
全て手作業で一つ一つ丁寧に作られています
沖縄の赤土の上に白化粧を施された器たち
壺屋焼伝統の唐草模様が描かれた華やかな絵付け