徳田 吉美|漆蒔カップ アルルカン ブルー
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徳田吉美さんは、多治見市の「studio MAVO」で制作をしている陶芸家です。
漆蒔上絵という技法を用いて描かれる徳田さんの作品は、赤・青・黄・オレンジなどのハッキリとした色が特徴的。強い色はもちろん、淡い色もとても鮮やかに美しい色で描かれており、他の方法では描けない独特の色が表現されています。また、徳田さんの作る作品の多くには、漆蒔上絵と銀彩を併用しています。銀彩を漆蒔の色付けの際に施すと、銀の作用でその部分の色が、とても深い美しい発色になっています。
以前は、多治見には多くの上絵職人がいましたが、手軽な転写機の開発により、漆蒔上絵は急速に廃れてしまいました。1度は廃れた漆蒔上絵でしたが、徳田さんが手探りで始め、長い年月を掛け数々の失敗を繰り返しながらも、見事に再生されました。「漆蒔の歴史など何も知らず、解らないので続けていただけ。蘇らせるなどと言うつもりはまったくなく、先人達の残してくれた知恵のかたまりを、今という時代の空気の中で呼吸させてやりたいと思うだけ。」そう語るそんな思いが徳田さんの手により形になっています。貴重な漆蒔上絵で描かれた器を是非手に取ってみてください。
■直径:約7.7cm
■高さ:約6.7cm
■重さ:約130g
■材質:陶器
■電子レンジ不可
<購入の際の注意点>
*全てを手作業で制作しておりますので作品ごとに色や形がわずかに異なる一点ものとしてご理解ください。
*パソコンの環境により、商品写真の色と実際の色が異なる場合がありますが、予めご了承ください。
*商品によって、制作時にできる小さな汚れ等がある場合がございます。予めご了承ください。