豊田雅代
豊田雅代さんは、益子焼で有名な栃木県益子町の出身。栃木県窯業技術支援センターで陶芸を学び、現在は益子町で制作活動しています。作りたい形に合わせて、ロクロ成形・たたら成形・鋳込み成形と3つの成形方法にて制作されています。
豊田さんの器は、イッチンと呼ばれる技法を用いて模様が施されています。チューブの中に生クリームくらいの柔らかさの粘土を入れ、絞り出しながら器に模様を描いていきます。1つ1つ描かなければならないので、とても根気のいる作業ですが、繊細な模様を施すことができます。
丸や八角形の優しいフォルムの器には、豊田さんの遊び心と温かみがたくさん詰まっています。
益子町で活動をしている豊田雅代さん
模様を付ける前には丁寧な下書き
イッチン模様を施したプレート
飴色の器は食材を選ばず使えます
益子陶器市、個展などで活躍中