鳥居あい
鳥居あいさんは、大学で彫刻を学んだ後に、日本六古窯/ 焼き物の産地として有名な常滑で陶芸の修業をされました。2014年に独立して、現在は愛知県常滑市で活動しています。
鳥居あいさんの作品の特徴は、なんといっても鮮やかなインパクトある色。Wald Von Gelben Stern 〈”黄色い星”の森〉と名付けられた鳥居さんの黄色い器シリーズは、真上から見るとまるで宇宙に輝く黄色い星のよう。釉薬は焼き加減によってツヤ、マット、結晶と大きく分けて3つの雰囲気の間を自由に行き来し、新しく窯が焚かれるたびに、様々な表情を見せてくれます。
また、あえて土に黒い点などが出るように工夫がされており、黄色い釉上に現れた黒点はクレーターのようでもあり、まるで惑星の地表のようです。端(は)周りに配された鉄錆色の釉薬と合わさって、調和のとれたコントラストを楽しむことができます。隅々までこだわりが行き届いているのが良くわかります。
「毎日の生活にわくわくすることを呼び起こすきっかけになるような、アートピースとしての器づくりを目指している」とおっしゃる鳥居さんの器は、いつものテーブルを明るく華やかに変化させてくれます。
インパクト抜群の”黄色い星”の森シリーズ
鮮やかな黄色の器は食卓を賑やかにしてくれるはず
黄色に黒のコントラストがとても素敵
口元の垂れ方もそれぞれ個性がある
陶器市などのイベントにも出展し活躍しています