京野桂
京野桂さんは、赤松と雑木の森に囲まれた三重県伊賀の山中にて作陶しています。きれいな湧水と足元には豊富な陶土。焼き物をするものにとっては至極の場所です。そんな伊賀風景のような自然の素朴さを作品の中に映しこんでゆきたいと思いつつ土を捻っているそうです。
備前焼で陶芸を学び、現在は焼締めから粉引き、そして釉薬ものなど多岐にわたる器を制作しています。日々の器づくりに取り組むにあたり、「手に馴染み、口当たり良く、そして使い易いカタチ」を心がけている京野さん。食や住みかに彩を添えつつも自己主張せず、また色々と使い回しのできる器として作られた器は、シンプルで普段使いにぴったりです。
そんな京野桂さんの趣味は料理。キャリア30年の「料理男子」だそうです。伊賀に移り住んで13年、2反ほどの畑を耕しつつ、自作の器に手料理を盛り付けて遊んでいるそうです。
伊賀の山中にて作陶している京野桂さん
伊賀の土を使って作られる
京野さんによって作られた器たち
シンプルなので普段使いにぴったり
京野さんの収穫した野菜